台湾の旅③


晴れ男の私が乗り込んで台湾の天気も回復の兆しが見えたが、
北部には依然厚い雲が停滞し日本の梅雨の様な雨が続いている。

予定を変更し小桑田さんに台北を案内することにする。
小桑田さんはわずか1泊で礁渓をすっかり気に入ってくれて、
次回も私の定宿に泊まって台湾観光をするという。

礁渓と台北を結ぶバスは2社。
その双方を教え今後は一人で行動できるよう指南するのも、
今回の台北巡りの目的のひとつであった。


小桑田さんはアニメヲタクでもある。
という訳で『台湾のアキバ』こと光華数位新天地からスタート。

まだ時間が早かったため開いてる店は少なかったが、
DVD専門店に入ると小桑田さんの様子が一変した。

普段は小動物の様に物静かなのに、
陳列棚にビッシリと詰め込まれたアニメDVDを目の当たりにし、
飢えた猛禽類の目つきになり隅から隅まで物色を始めた。

日本では既に入手困難となった美少女アニメを求め、
次から次にDVD屋をハシゴし、
気が付けば総ての店舗が開店していた。

台北での他の予定も控えていたし、
いい加減腹も減ったので未練タラタラの小桑田さんの腕を掴み、
電脳ビルから引きずり出すようにして撤退。

地下鉄に小桑田さんを押し込むと台北駅へと向かう。


台湾鉄道台北駅の南、新光三越摩天楼の裏側は、
『台湾の代々木』と言われる予備校街で飲食店が密集し、
そんな激戦区で常に行列が出来ている自助飯の店がある。

私が台湾に通い始めた頃は古い2階建ての建物だったが、
台湾人も唸る美味さで大儲けし今では綺麗なビルになっている。

時間を忘れるほどアニメDVD探しに興奮していた小桑田さんも、
この店の美味さに正気を取り戻し、
午後の予定へと気持ちを切り替える事が出来た。


台北駅前から徒歩で『台湾の渋谷』西門町に向かうが、
抜け道の路地で小桑田さんが声をあげた。
「この店、何ですか!?」

驚いた。
ヲタクの嗅覚たるやここまで鋭いモノか。
そこは西門町でも老舗のアニメ専門ショップであった。

初めて来た台湾の、右も左も分からないはずの台北の街で、
台湾歴16年の私がすっかり存在を忘れていた店を、
通り過ぎようとした一瞬で見つけ出してしまうとは。

その後も小桑田さんのヲタクパワーに驚愕させられるのだが、
長くなってしまったので今回はここまで。

<続く>
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旧『ご乱心日記』
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