台湾の旅 最終回


日本に帰るのがよほど嫌だったのか、
小桑田さんは帰国日の朝に体調を崩してしまった。
学校に行きたくない子が腹痛を起こすように。

12時に桃園空港行きのバスに乗る事を考慮し、
10時に宿を出てバス停に向かうことにしたが、
最後の最後で小桑田さんにちょっとだけ女運が下りてきた。

『恋するアジア』の春田管理人を始め、
この宿に泊まった男は皆一目惚れするという、
あの清楚な美女がフロントで微笑んでいるではないか。

小桑田さんも彼女に見とれていたが、
「あそこまで綺麗だと、なんか現実の気がしません」

小桑田さんは生身の女よりアニメキャラのほうがお好きだそうだ。


礁渓を出る時は大粒の雨が降っていたが、
雪山トンネルを抜け台北側に出ると空は晴れ渡っていた。
台北駅前を歩くと南国の日差しと温かい風がとても気持ち良い。

最後に一緒に昼食をと思っていたが、
台湾への未練を1秒でも早く断ち切るためと、
小桑田さんは早めに空港へと向かっていった。

その小桑田さんが戻ったのは某地方空港。
出国時のロビーでは乗客より空港職員の方が多かったと言う。

そして帰国便も機内がスカスカなほど乗客が少なく、
暇な税関職員に鞄を開けられ荷物を全部調べられたそうな。
特に例の美少女アニメのDVDを念入りにチェックされたとか。

小桑田さんの次回訪台は早くて来年の夏休み。
しかし既に禁断症状と日々闘ってるとのこと。
また一人、人生を狂わせてしまった…。


小桑田さんを見送り、その足で台南に行くつもりだったが、
風邪が完治してないので無理をせず近場の中歴に移動する。

台北から各停で40分の新興工業都市で、
東南アジアからの労働者が多いため独特の雰囲気がある。
物価も安く、礁渓を知るまでは北台湾で一番好きな街だった。

中歴を訪れるのは2~3年ぶりだったが定宿は健在。
フロントのスタッフも私を覚えていて歓迎してくれた。
広くて綺麗な部屋に朝食付きで800元と格安。

ADSLでネット接続が可能で書き物をするため籠った事もある。
そしてこの宿から徒歩数分の場所に置屋街があり、
売春に関する法律が改定されてからの変化を取材する。


宿の朝食はビュッフェスタイル。
食堂には若いカップルが一組のみ。
台湾はラブホが無いので安ホテルがラブホを兼ねている。

この男のほうが食べる時クッチャクッチャと音を立てる。
こんな男じゃ女の方もすぐに嫌になるだろうと思ってたが、
女は女で強烈な香水を付けていて、W攻撃で一気に食欲が無くなる。

台湾にもいるんだな、バカップルってヤツが。


中歴での2泊で体調もだいぶ回復した。
この街に来てから天気も良く、部屋の窓を開けると気持ち良い。
無理せず中歴滞在を決断して正解だった。

帰国便は朝便なので帰国前日は台北に泊まることにする。
台湾での最終日夜に台北在住の日本人と会う。
この人と会う事が今回の台湾旅での最重要事項であった。

台湾の政治、経済、そして風俗の最新情報をご教示頂き、
さらに今後何か一緒出来る仕事についてアイデアを出し合う。
その中で一つ可能性のある計画が見えてきた。

年が明けたらすぐにでも台湾に飛び、
新しい可能性についてもっと煮詰めていきたい。


という訳で台湾の旅シリーズは今回でひとまず完結。
私と入れ違うように『恋アジ』の春田管理人が台湾入りした。
興味の有る方はこちらのブログをチェックして下さい。

<もしかしたら追加で書くかも>
スポンサーサイト
プロフィール

らんたけし

Author:らんたけし
 
批判、賛同、苦情、励しはコチラまで。
rantakeshi@hotmail.com

旧『ご乱心日記』
http://www.geocities.jp/haruasia/randa/ran001.htm

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR