ヤツの近況 そして消えた情報誌


4月に入って牛馬のように働いているが、
さすがに日曜日だけはOFFにしてもらった。
幸い天気が回復したので一気に洗濯を済ます。

さて、“乱痴気君”と命名したお調子者を覚えておられるだろうか。
ヤツは少し前にフィリピンのセブ島に行ってのだが、
帰国するなり自慢げに低次元のメールをよこし呆れてしまった。


フィリピンの歓楽街や風俗に行った人なら、
一度は耳にしてるであろうフレーズがある。
フェラチオを意味する「チンチンタベル」だ。

日本人にお持ち帰りされたいオネーチャンが、
「アタシはしゃぶるのも上手いのよ」と、
この変な日本語で自分を売り込んでくる。

乱痴気君はアンヘレスだけでなくセブでも言われた事に興奮し、
「このルーツを探れば現代の柳田国男になれるチャンス!」と、
一人で勝手に盛り上がっていて非常に鬱陶しい。

そこでバシッと出鼻を挫いてやった。
『キミが今頃「発見」するずっと前に、
既に知れ渡ってる事なのだよ「チンチンタベル」なんて』

フィリピンに限らず『異文化』なんてモンに接すると、
当初は見るモノ聞くモノ感じるモノ味わうモノ、
総てが新鮮で珍しく、時に自分が発見したかの様に錯覚する。


昔々、連載を抱えていた情報誌『P(仮名)』。
創刊から関わったが経営が苦しいと社長から泣き付かれ、
P誌を盛り上げるため超破格の原稿料で協力を惜しまなかった。

しかしこの社長がかなりの曲者で、
驚くほど安い原稿料を督促するまで滞納し、
さらにあれこれと姑息な事をしてくれたので手を引いた。

他にも数名いたプロの物書きも皆この社長に怒り呆れ、
次々に連載を辞めて誌面はみるみる内容が薄くなっていった。


人をタダで使うことしか考えていない社長は、
今の乱痴気君の様にフィリピンが面白くて仕方ない、
嵌ったばかりの人をおだてて原稿を書かせていた。

斯くしてかなりの金額で売られていたP誌だったが、
その内容は単なるフィリピーナ好きの同人誌レベルに低下し、
雪崩式に販売部数を落とし、遂に休刊に追い込まれた。

あれからかなりの日数が過ぎたが再開する気配も無く、
事実上廃刊と見て間違いではないだろう。

乱痴気君からのくだらないメールを読んでいて、
末期の頃のP誌を思い出してしまった。

いま確認したら創刊から21号まで執筆していたので、
1年と9ヶ月間の連載だったんだなぁ。
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旧『ご乱心日記』
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