部屋とネーチャンとオバケ


雨季に入ったアンヘレスはとにかく暑かった。
しかも湿度が高く外を歩くと汗がダラダラと流れる。

馴染みのネーチャンはいつもなら20時に来るのだが、
今回は18時にはやってきてシャワーを浴び始める。
彼女の部屋には扇風機しかなく暑くて眠れないそうだ。

汗を流してサッパリすると大きなベッドに寝っ転がり、
エアコンの効いた部屋でスマホのゲームを始める。
Wi-Fiが有ることも彼女が早く来る理由みたいだ。


定宿の閉鎖に伴い次のホテルを探したが、
リノベーションしたばかりの中堅ホテルが驚きの安値。
ロケーションも良いし試しに泊まってみるかと検討。

ところが馴染みのネーチャンが強く反対する。
そのホテルでは過去に客によるピーナの殺人事件があり、
以来幽霊が出るとバーのネーチャンらの間でとても有名。

そして馴染みのネーチャンも恐ろしい体験をしたと言う。
ちゃんと閉めたはずの蛇口から突然水が流れ始め、
無人のシャワー室から足音が聞こえてきた。

部屋の電気が点滅して不気味な声が天井から響いて来た。
彼女を連れ込んだ白人は翌朝逃げるようにチェックアウトした。

ウソか本当かわからないがこんな噂が広まってるから、
リノベーションした上に大幅に値下げもしたんだろうな。
フィリピンは心霊現象が事実かの様に新聞に載る国だしな。
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旧『ご乱心日記』
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